ひでぽんの司法試験あれこれ
旧司法試験をメインテーマに、その対策や分析について、徒然なるままに書いていきたいと思います。
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体系を意識しよう④
前回、刑法は体系を最も意識しやすい
科目と書いた。

これは、裏を返せば、刑法は最も
体系が構築されており、重要ということ。

すなわち、体系を崩した答案を書いたら、
その時点でアウトという
ことだ。
特に総論に顕著。

とするなら、普段の勉強でも体系を
意識した勉強が大切となる。

その具体的な方法だが、以下は昨年の優秀な
合格者から伺い、昨年から繰り返した方法。

1.構成要件
2.違法性
3.責任
4・処罰阻却事由

という大枠を作る。
その上で、各要件を具体化する。

1.構成要件
 ・実行行為
 ・結果
 ・因果関係
 ~
2.違法性
 ・正当防衛
 ・緊急非難
 ~
3.責任
 ・責任故意
 ・責任能力
 ~
4.処罰阻却事由
 ~
といった具合。

それから、所謂各論点が
その体系のどこに位置するか
を具体的に割り振っていけばよい。

1.構成要件
 ・実行行為
    >不作為犯の実行行為性
    >間接正犯
    ~
 ・結果
 ~
2.違法性
 ・正当防衛
    >防衛意思の要否
    >
 ・緊急避難
 ~
3.責任
 ・責任故意
    >誤想防衛
 ~
4.~
  
などなど。
かなり、大雑把なのが申し訳ない。

これを問題を潰す際に一々やっていく。
最初はかなり面倒かもしれない。

しかし、繰り返しているうちに、
ある時から、問題文を読みながら、
体系をイメージして、各要件に
当てはめまで出来るようになる。

体系を道具として使いこなせている
証拠だと思う。

こうなったら、近時の長文問題も
全く怖くなくなる。
是非試していただきたい。

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体系を意識しよう③
体系を意識した勉強する際に
重要なことの二つ目について。

それは、ある程度知識が入ったら、
体系別・分野別の学習から
卒業すること。

一見、体系を意識した勉強とは
間逆と思える。

しかし、体系とは各分野の
横のつながりのこと。

にも関わらず、体系別・分野別の勉強を
繰り返していると、各分野の知識
が細切れに入ってしまう。
横の関係を意識しづらいのだ。

例えば、刑法は最も体系を意識しやすい
科目のはずだ。

しかし、構成要件・違法性・責任という
テキストの順番どおりに勉強を
進めていくと、各犯罪成立要件間の
関係がなかなか理解できない。

受験生が苦手とする総論の問題に
誤想(過剰)防衛がある。

この問題は、責任故意を論ずる中で、
各正当防衛の要件を検討していけば
良いだけだ。

にもかかわらず、受験生が苦手と
しているのは、違法性と責任の
勉強を別個に行うからにすぎない。

では、どうやって勉強するのか?

これは人それぞれだろうが、
やはり一番効率が良いのが
問題演習だろう。

問題を検討する中で、体系を
意識し、各分野の関係を理解
していけば良いと思う。

皆さん、誤想防衛の問題は過去問や
答練をこなしていく中で、克服してきた
はずだ。




体系を意識しよう②
前回体系を意識した勉強の重要性に
ついて書いた。

体系を意識した勉強をする際に
重要なことが二つある。

一つ目は、
なるべく早く
当該科目 の勉強を、
頭から最後まで終える こと。

そうしなければ、個々の分野に
目を奪われ、体系が具体的に
把握できない。

目安としては、一科目2週間程度。
当然実力には個人差はあるはずだが、
最初から深く掘り下げる必要はない。
大雑把でよいのだ。

特に初学者ほど、知識のメリハリが
ついておらず、さして重要でない
瑣末な知識に囚われてしまう。
初学者ほど迅速性を重視すべき。

また、一科目に一ヶ月かけると、
大抵の人は
最初やったことを
途中で忘れる。 その状態では体系は生きてこない。

例えば、刑法の責任故意を勉強している
段階で、構成要件的故意のことを
既に忘れている状態では、
正確な理解は難しいはずだ。

二つ目については、次回に。


体系を意識しよう①
体系を意識して勉強することの重要性は、
おそらく法律を勉強している方なら、
誰でも知っていること。

しかし、多くの受験生はそれを
できていないし。それどころか、
勉強を進めていくうちに、どんどん
明後日の方へ進んでいくように思える。

所謂「ベテ」の(しかも筋金入りの)私は
その典型だったと思う。

多くの人は体系を意識せよ、というと
テキストや基本書を頭から読むことだと
思っている。勿論、

そんなわけない。

当該科目の特性やマニュアルというのが
ある。例えば、人権処理手順
であったり、刑法の構成要件・違法・
有責であったり。

実は、あれは単なるマニュアルでなく、
当該科目の
体系そのものなのだ。

そこで、特定の論点を勉強する際、
その構造を常に意識し、インプット
する。
そうすれば、自然と体系は出来上がる。
当然、当該論点の理解も深まる。

実は、頭の良い人は、自然とこういう勉強法
を取っている。

しかし、私のように頭の悪い人間は
各論点をバラバラにインプットしてしまう。
勉強しても、知識は増えるが、試験には
受からない。最大の要因だと思う。

テーマ:(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル - ジャンル:日記

論文過去問の使い方(各論⑥)
過去の問題に遡ると、頻出の問題ながら、
近年の出題傾向に全く合致しない問題
と、多く出くわす。

以前、こういう問題に対しては
そのまま準備しても仕方ないような
ことを書いた。

ではどの様に使えば良いか。
頭を痛める方も多いとは思う。

例えば、一行問題というより、単語
問題というのに相応しい短いもの。

こういう問題は射程が非常に広く、
現在の試験で出題される可能性は
限りなくゼロ。

そこで、その問題で要求されている
知識を確認するに留めれば良いであろう。

また、刑法の短い事例問題がある。
かつては、このような問題で
特定論点を大展開することが
求められていた。

しかし、現在の刑法の出題の主流は
長文事例を的確に処理させるもの。

とすれば、その論点が長文問題で
聞かれたことを想定しつつ、
準備することになる。

具体的には、その論点の本質的
対立部分を押さえつつ、できるだけ
コンパクトに論ずることを心がける
べき。

このように、近年の出題傾向に照らしつつ、
過去の問題を潰していくと効果的だ。







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